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Hybrid Image


4.8 ( 9808 ratings )
写真/ビデオ エンターテインメント
開発者 Junichiro Seyama
無料

///2枚の画像を1枚にまとめます///
しかし…
2枚の画像は混ざり合っていないのです……ってどういうこと?

スクリーンショット1の作例、物理学者アルバート・アインシュタインに見えるでしょうか?
では、画面から数メートル離れてみてください。数メートルです(どうか面倒がらずに!)。
女優マリリン・モンローに見えませんか?

このアプリは2枚の画像を1枚にまとめます。
しかし、2枚の画像は混ざり合っていません。
混ざり合っていないので、近くから見れば一方の画像が見えるし、遠くから見えればもう一方の画像が見えるのです。
そんな不思議な画像、【ハイブリッドイメージ】を作ってみましょう。

///平均顔との違い///
前作「平均顔」は、モーフィングによって顔写真を混ぜ合わせるためのツールでした。
この「ハイブリッドイメージ」では、使用する画像は顔写真である必要はありません。また、二つの画像を【混ぜ合わせずに】一つの画像にまとめるためのツールである、という点でも異なっています。

///SNSのプロフィール画像にいかが?///
ハイブリッドイメージを縮小すると、遠くから見たのと同じ効果が得られます。
例えば、スクリーンショット2のハイブリッドイメージをSNSのプロフィール画像として使ったとしましょう。
タイムラインに表示される小さなアイコンサイズで見れば美女、でもプロフィールページに行って画像を拡大してみると、ヒョウです。

///秘密のメッセージ///
スクリーンショット3のネコ、「はらへった。なんかくれ」って言ってますね。
でも、このメッセージが見えるのは、近くから見たとき・拡大して見たときだけです。
こんな風に、秘密のメッセージを画像に埋め込むこともできます。
※メッセージ入り画像を別途ご用意ください。本アプリに文字入れ機能はありません。App storeで探せば、良質の文字入れアプリがたくさん見つかりますよね。手描きメモアプリを使うのも良さそうです。

///重要:正直に言うと…///
見る距離によって、2つの見え方が入れ替わる。
そんなハイブリッドイメージらしいハイブリッドイメージを作るのは、実を言うと簡単ではありません。
例えば、ヒョウ+美女のハイブリッドイメージを作ろうとした時、最初の段階では、
・遠くから見てもヒョウが見えてしまう
・近くから見ても美女が目立ってしまう
といった状態でした。
ですから、スライダーを使って美女とヒョウを「やや見づらい」状態に調整する必要があったのですが、これをやり過ぎてしまうと
・遠くから見るとヒョウが消えたが、近くから見てもほとんど消えている (^^;
・近くから見たら美女が目立たなくなったが、遠くから見てもぼやけ過ぎ orz
といったことになります。
スライダーによる画質の調整だけでなく、二つの画像の重ね方にも工夫が必要で、何度も試行錯誤を繰り返すことになりました。

このアプリは自動的にハイブリッドイメージを作ってくれるものではなく、あなたの創造力によって、ハイブリッドイメージという「作品」を作るための単なるツールだとお考えください。
苦労はしますが、会心の作品ができあがったら、人に見せたくなること請け合いです。

///うんちく///
ハイブリッドイメージの見え方が距離によって変わるのは、一種の目の錯覚です。元々は、心理学者のSchynsとOliva が考案した合成画像で、ある画像の高空間周波数成分と、別の画像の低空間周波数成分を足し合わせることで、一枚の画像の中に2つの情景を埋め込んでいます。
遠くから見ると、高空間周波数成分(アインシュタイン)が見えづらくなるので、見た人の注意は低空間周波数成分(マリリン)に惹きつけられることになります。近くから見るとどちらの成分も良く見えるのですが、【うまく行けば】高空間周波数成分(アインシュタイン)に注意が惹きつけられることになります。
心理学者は、視覚認知の研究のためのツールとして、ハイブリッドイメージを使う事があります。